外資系金融のオペレーション部門の仕事が激務になる要因について詳しく解説します

激務でタフな仕事として知られる外資系金融業界ですが、私が実際に勤務していたオペレーション部門も例外ではなく、様々な理由から激務になることがありました。

今回の記事では、私のこれまでの外資系金融での経験をベースに、外資系金融のオペレーション部門の仕事が激務になる要因について詳しく書いてみたいと思います。

外資系金融のオペレーション部門の激務について、より具体的な情報を知りたい方は是非参考にしてみて下さい。

 

外資系金融のオペレーション部門の仕事が激務になる要因

仕事が激務になる要因

私のポジションはオペレーション部門でしたので、社内の仕事というのはルーティンワーク、スポットのプロジェクト、システムの管理・監視、リスクのチェックなどを担当していました。

担当業務のキャラクター上、仕事が激務になる要因は本来正常に稼働すべき対外用のシステムが正常に稼働していないことによるエラーの対応が主となります。

そのようなエラーを認知した場合、その日の仕事は例外なく激務になることを覚悟しなければいけません。

 

具体的なエラーの種類とその対応方法

システムに起こるエラーですが、具体的には以下のような状況が挙げられます。

  • 顧客に提供しているシステムが正常に稼働していない
  • 取得している(もしくは提示している)プライスがおかしい

その他にも様々な業務上のエラーというのは発生することがあるのですが、ほとんどのエラーは上記の理由であると考えておいていいでしょう。

これらは、ユーザーにとって重要なインシデント案件として考えられ、例外なく社内の最重要案件として対応がなされます。

では、一つ一つの対応方法について解説をしていきたいと思います。

 

顧客に提供しているシステムが正常に稼働していない

システムが正常に稼働していないと定義づけられるのは、以下のような現象を確認した時です。

  • ログインができない
  • 注文が発注できない

これらは、ユーザーにとってユーザビリティを著しく阻害する現象であり、下手をすれば当局マターとなるような案件です。

一分一秒でも早い解決が求められます。

このような現象が起こった場合、オペレーション部門には恐ろしいまでの緊張感が一気に走ります。

ここでやらなければいけないことは、現状の把握とその連絡業務。

「どのシステムにこのようなエラーが起こっているのか?」

について正確に把握をし、

「なぜこのようなことが起こっているのか?」

について、今明らかになっている全ての情報から仮説を立てます。

そして、それらの情報をIT部門、営業部門、リスク部門、コンプライアンス部門、バックオフィスなどへの報告・連携します。

当然、マネジメント層への報告も義務付けられています。

連絡業務が終わると、次は実際にエラーへの対応にあたることになるのですが、オペレーション部門が実際にシステムを修復するわけではなく、IT部門(=もしくはシステムの委託先)が対応に当たることが一般的です。

そのため、IT部門への正確な情報の提供、そして連携が必要不可欠です。

ここでの対応が遅ければ遅いほど評価を下げてしまうこととなりますので、みな必死でキーボードを叩いたり、電話でまくしたてるように喋ります。

なお、IT部門への連携の際は、IT部門の人たちが認識できるような共通の専門用語を使う必要があります。

オペレーション部門とはいえども、円滑なコミュニケーションを取るためにはITの知識が必要不可欠であることは覚えておきましょう。

 

取得している(もしくは提示している)プライスがおかしい

このエラーが起こった場合は非常に面倒です。

まず、自社のクォートがおかしいのか、それともプライス提供元のプライスがおかしいのか、それとも、何かしらの異常がシステム上に起こっているのか。

まずはここを正確に把握する必要があります。

また、取得している(もしくは提示している)プライスがおかしいということは、もしそこに約定してしまった取引があった場合、それらが「本来存在しないプライスでの約定」と考えられ、それらの修正も必要となります。

これらを特定する作業は複雑なエクセル機能を使いこなす必要があり、非常に手間がかかります。

エクセルに関する深い知識がなければ

場合によっては徹夜は覚悟しなければいけません。

また、このような作業をしている段階でもマーケットは休むことなく稼働していますから、通常業務への対応も必要となり、オペレーション部門は鬼のような忙しさとなります。

 

その他の激務の要因

上記のようなエラーが発生した場合以外でも、外資系金融のオペレーション部門が激務になるケースがあります。

例えばですが、スポットでグローバルプロジェクト案件に参加した場合などは激務となります。

プロジェクトの意思決定はカンファレンス(電話会議)で行われることが多いのですが、外資系金融のオフィスは、ニューヨーク、ロンドン、シンガポールと世界各国にまたがり、全員が参加できるような時間帯は日本時間の深夜が大半です。

そのため、深夜まで業務を続け、そこからカンファレンス、早急に対応すべき案件があれば引き続き業務、というスケジュールで仕事をする必要があります。

エラー案件と比較すると精神的な余裕はありますが、それでも肉体的にはかなり疲労することは間違いありません。

もちろん、次の日はいつもと同じ時間に出社します。

これも外資系金融のオペレーション部門が激務となる理由です。

 

まとめ

以上、外資系金融のオペレーション部門の仕事が激務になる要因について詳しく解説をさせていただきました。

これから外資系金融へ転職を考えている人はもちろん、オペレーション部門に興味がある人にとっても参考になる情報になったかと思います。

激務というとネガティブなイメージが先行してしまうかもしれませんが、自分自身をストレッチさせ、ビジネスパーソンとしてさらに成長をさせるには最高の環境でもあります。

その経験は自分自身の市場価値を大きく高めることにつながりますので、前向きにとらえるようにするといいでしょう。

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